マーメイド・ライン・スカート:mermaid line skirt
単にマーメイド・スカートともいう。フランス語では「リーニュ・シレーヌ」。人魚のようなシルエットを特徴にしたスカート。やや風変わりで幻想的な雰囲気をもつが、女性の体型がそのまま写される。
脹脛(ふくらはぎ)から踝(くるぶし)まで、長めの丈で、ウェストからヒップ・ラインにかけてピッタリとフィットし、裾が人魚の尾ひれのように開いている。裾の形は、フレア、プリーツ、ギャザー、フランスなどを入れて形づくられる。トランペット・スカートを長くした感じのスカートで、イブニング・ドレスや舞台衣裳などに見られるが、最近では街着としても使われる。
同じシルエットでは、サーペンティーン・スカートもある。また、1910年代にはホッブル・スカートが流行。いずれも、裾の広がりが、マーメイド・スカートと同じで、フレア、ギャザー、プリーツ、タックなどを使って出す。
なお、シレーヌ(マーメイド)は、ギリシア神話に登場する上半身が女性、下半身が魚という空想の動物で、甘い歌声で舟にいる人を誘惑し、死に至らせたとされるサイレンのフランス語読み。
ボディ・ラインが取り戻された86年春夏では、まずプレタポルテで、ジャンポール・ゴルチエをはじめたくさんのデザイナーがこのマーメイド・スカートを採用。次いでオートクチュールでも、ピエール・バルマン、ジャン・パトゥらが発表した。
