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メルトン:melton

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経糸・緯糸ともに太く柔らかい紡毛糸を用い、強い縮絨を施し、表面の毛羽(けば)を短く剪毛(せんもう)して仕上げた毛織物。合化繊混紡(合成繊維ないし化学繊維を混合)のものもある。また、梳毛糸で織った場合は、梳毛メルトンという。

起毛はせずに、平織か綾織(2

  • 2の右綾)で織る。毛羽立ちはまばらで一方向に揃っていない。また、織目が見えやすく、光沢がない。

    25~30%くらい縮絨し、紡毛糸の毛羽立ちが表面を覆うようにし、長すぎる毛羽を剪毛して揃え、圧絨して仕上げる。先にも書いたように、起毛工程を施さない。

    ただし、反毛の混率が高いものには起毛を施す場合がある。表面を深い毛羽が密に覆っていて、ベロア仕上げに似ている。メルトン仕上げは、本来、起毛せずに縮絨だけを行なうことから、縮絨仕上げともよばれる。

    手触りが柔らかく、非常に厚地で、防寒用に適している。主な用途は、コート、ジャケット、ハンティング・ウェア、軍服など。

    また、薄地で軽めな婦人用服地の場合は、メルトネット(meltonette)とよぶ。これは、メルトンの太番手と違い、細番手の紡毛糸を用い、平織で軽めに仕上げたもの。

    なお、メルトンの語源は、イギリスの有名な狐の狩猟地メルトン・モーブレーにちなんだといわれる。

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