マドンナ:Madonna
1958年、米国ミシガン州デトロイト郊外のベイ・シティ生まれ。本名は、マドンナ・ルイーズ・ヴェロニカ・チコーネ(Madonna Louise VeronicaCiccona)。両親とも熱心なカトリック信者。6歳の頃、母が乳ガンで他界し、男手一つで育てられたマドンナは、常に成績優秀で、高校ではチア・リーダーも務めた。
1969年から、ダンスのレッスンを受け始め、75年に、奨学金を得てミシガン州立大学の舞踏課程に入学。1年で中退した後、わずか35ドルを手にして、単身ニューヨークへ渡る。以後、ウェイトレスをしながら、本格的にダンスのレッスンを受け、79年から本格的に音楽活動をスタート。
82年、ワーナー・ブラザーズ傘下のサイアー・レコードにデモテープを送り、これが認められて契約。この仲介となったマーク・ケイミンのプロデュースによって、「エヴリバディ」でデビュー。デビュー・アルバムの『バーニング・アップ』(83年)は、収録曲8曲中、5曲がシングル・カットされるほどにヒット。
さらに、翌84年に発売されたアルバム『ライク・ア・ヴァージン』が爆発的に人気を呼んだ(初の全米1位)。また、アルバム・ジャケットの衣装(フリフリのウェディング・ドレス)が、マドンナ・ルックとして、ファッション的にもヒット。同時に、プロモーション・ビデオのルックもヒット。
プロモの方のファッションは、レースのタイツ、腹出し・臍出し(ヘソ出し)の短いトップと、タイトなミニスカート、ジャラジャラと付けすぎたパールとチェーンのネックレス、十字架のアクセサリー。特に、腹だし・臍出しは、ベア・ミドリフ・ルックとして、以後のファッションのキーワードとなってきた。
アルバム『ライク・ア・ヴァージン』に戻ると、シングルカットされた同名シングルと、マリリン・モンローを模したプロモーション・ビデオで有名なシングル「マテリアル・ガール」の2曲は、当時のマドンナのファッションとともに、80年代セックス・シンボルの典型的な作品となった。
3作目のアルバム『トゥルー・ブルー』(86年)では、自らプロデュース。「パパ・ドント・プリーチ」は、出来ちゃった結婚に悩む少女の告白として人気を呼んだ。この頃、前夫ショーン・ペン(俳優)と結婚(88年に離婚)。
以後、『ライク・ア・プレーヤー』(89年)、『エロティカ』(92年)、『ベッド・タイム・ストーリーズ』と、立て続けにセクシャルなテーマを真っ向から扱うようになる。それと同時に、ウォーレン・ビーティ(マドンナ出演映画『ディック・トレイシー』の監督)との交際が明るみに出る一方、別の恋人の子供を妊娠していることが発覚。アルバムのテーマとともに、プライベートも破廉恥一直線を走った。
90年代になると、映画でも評価されはじめ、『ディック・トレイシー』(90年)、『エヴィータ』(96年)は、サウンド・トラックも含めて、高い人気を呼んだ。
ミュージシャン、芸能人たちの中で、2003年のアメリカのイラク侵略戦争を真っ先に反対するも、同年、挑発的で戦闘的なジャケット写真のアルバム『アメリカン・ライフ』を発表。キューバ革命のゲリラ戦士チェ・ゲバラを模したそのファッションは、折しも侵略戦争の激化相まって、放送を自粛するなど、セクシャルな面だけでなく話題には事欠かない。
ジャンポール・ゴルチエ、ジャンニ・ヴェルサーチなど、マドンナから影響を受けたデザイナーも多い。
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