きょうねんし(強撚糸):kyo-nenshi
標準的な撚り数よりも多い撚りをかけた糸。撚り数が多いほど、縮む性質が現れるため、縮緬(ちりめん)、御召、縮、クレープ等、表面にしぼのある織物の糸は、だいたいが強撚糸。
縮緬糸はセリシンが付着している生糸を用い、御召糸は、生糸を精練した練り糸を用いる。およそ、絹や人絹糸などのヒラメント糸では、縮緬、クレープを織るときには、糸の太さにもよるが、1m間1,400~3,400回くらい、絹のシフォンでは、約1,400回、綿糸では、ボイルの織糸には、1インチ間38~45回くらいの撚回数とする。
また、強い撚りのことを甘撚り(あまより)に対して強撚(きょうねん)という。強撚糸は甘撚りの糸に比べ、固くてしゃり味のある糸になる。撚り糸は、甘撚糸、並撚糸、強撚糸、極強撚糸の4つに大別される。
