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ニット(品目等):knit item

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*** ニット製品を中心にした用語紹介です。各製品ごと、同じ説明パターンになっていますので、御了承下さい。なお、編地中心の解説は、ニット&メリヤスをご覧下さい。

ニットは「編む」という意の英語の動詞。そこから派生し「編物、またはその製品」の意味ももつ。1970年代までは、広くメリヤス(莫大小)とよばれた。その後、ニットの用語が定着するまで、「ニッティッド」が利用された。スーツに関しては、その名残がある。

そもそも、編物には、製品の形に編んでいく成形編地と、生地として編んでいく生地編がある。生地編は、ニット地(ニット・ファブリック)ともよばれ、糸にループを作り、そのループを連結して作る。織物と同じように一定の幅と、縦に長さをもった反物で、平板状と筒状のものがある。ニット・ファブリックには、裁断・縫製後の製品に合わせ、様々なものがある。例えば、経編みのラッセル、ミラニーズ、トリコットの編地、丸編みの肌着用生地、外衣用編地のシングル・ジャージー、ダブル・ジャージーなど。

ニット・ブラウスは、ニットで作ったブラウスの総称。伸縮性があり、着心地がよく、夏向きには、通気性があって軽快な合繊糸のブラウスが多い。冬用には、ウールなど保温性の高いものが使われる。

ニット・アンダーウェアは、伸縮性が高く着心地よく動作しやすいため、下着類に最適な素材として、従来から利用されてきた。綿、レーヨンなどの夏向きの下着は吸湿性が優れており、羊毛、合繊製の冬用は、保温目的で利用されることが多い。下着の種類によって、緯編地、経編地、太糸編地、細いと編地など、種々の素材が作られている。

ニット・ベストは、ニット地のベスト。手編み、機械編み、メリヤス生地でつくったものなどがある。主に防寒用に用いられる。

ニット・ジャケットは、ニットで作られた上着の総称。広義では、カットソーを含める。丈長のコート・セーター、カーディガン、ブレザー型のセーター・ジャケット、ニット・ブルゾンなどが代表的。

ニット・ブルゾンは、セーター・ブルゾンともいわれ、編んで作られたブルゾンの意。布地として裁断して使うニット(カットソー)の方ではなく、ブルゾンの形に編上げていったニットを指す。ソフトで暖かみがある。

ニット・コートは、編地のコートのこと。伸縮性があって着やすいため、70年代頃から、ウール、合繊などの編地を外衣として用いることが流行。以降、一般的に外衣として定着した。経(たて)ニット地が多く使われるが、緯(よこ)ニット地が用いられる場合もある。ドレーピング(垂れ下がり)のしなやかさの点でやや欠点があるが、軽快で保温性に優れている。

ニット・ドレスは、ニットで作られたドレスの総称。手編みや機械編みによるドレスだけでなく、編地使いのカット・アンド・ソーンのドレスも含む。

ニット・スーツは、織物を用いず、全て編物で作られたスーツ。ジャケットは、シャツ風かカーディガン風のものが多く、スカートはシンプルでストレートが多い。ニット・コートなどと同じく、70年代頃から用いられるようになった。

ニット・カフスは、編んで作ったカフスの総称。あるいは、ゴム編みなどで手首に合わせてバンドを作り、ワニしてドレスやジャンパーなどの袖口に綴じ付けたもの。

ニット・スカーフは、編地のスカーフの意。特に、ネクタイ状に結んで垂らすものを指す。

ニット・レースは、綿、ウール、絹糸などを棒針で編んだレース。ドイツ語で「クンスト・ストリッケン」あるいは「アルトストリッケン」といい、「棒針の芸術」の意味。実用性と作りやすさゆえにヨーロッパ各地の家庭の手芸として、長い間親しまれてきている。

ニット・ベロアは、緯編(よこあみ)のプラッシュ編のパイルをカットして毛羽を立たせ、輪奈を切り開いた毛羽で、編地の前面を覆ったもの。織物のベロアに似ているため、このようによばれる。毛羽は柔らかく密で、ビロードのように見える。白か無地染めか捺染をして、カジュアル・ウェア、ガウン、シャツ地などに使う。なお、毛羽のかなり長いものはボアとよばれる。

ニット・パイルは、テリーともいい、緯編のプラッシュ編に編み、輪奈を切り開かずそのままにした編地。白か無地染めか捺染をして、カジュアルなセーター、ブラウス、ビーチ・ウェアなどに使われる。

ニット・アストラカンは、メリヤス・アストラカンともよばれ、パイル編地で、アストラカン(巻き毛の子羊の毛皮)に似た外観をパイルでつくったもの。

なお、ニット用の糸は、ニット・デ・ニット糸(し)。これは、編み立てをた糸をほどいた糸。つまり、編み立てることによってできた凸凹をそのまま残した糸。これを使って再びニット生地を編み上げると、凸凹の大きな、表面変化のある生地となる。糸の製造方法は、編立て、付形のためのセット、解除、巻き取りを1工程で行なう。

この糸を用いて、再び編まれた生地は、ニット・デ・ニット。最初に編んだときの編跡が糸に残り、屈曲した糸となり、これで編み上げるため、かさ高で表面変化のある編地となる。一般的に、クリンプを固定するため、合成繊維の熱セット性(熱可塑性)が利用される。このため、ポリエステル・フィラメント糸を使うことが多く、最初の編立て時の編地を熱セットしてクリンプを付ける。

ニット・コンポは、ニットウェアによるコンポーネント・セットの略語。同型のセーター、カーディガン、スカートなどのニット単品をカラー・バリエーションで揃え、自由に組み合わせる着方、あるいは売り方のシステムを指す。

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