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ファー:fur

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哺乳類(ほにゅうるい)動物の毛が付いたままの皮。一般的に毛皮のこと。

旧石器時代から、人類の衣料として用いられ、現代でも、防寒用、装飾用として重要な材料。主に、コートに利用される。

毛皮の毛には太くて長い上毛(うわげ。刺し毛ともいう)と、その下の柔らかく短い下毛(したげ。わたげともいう)とがある。動物によって、両種の毛をもつものと、一方が退化して他方が進化したものがある。上毛は、特有の色があり、動物の種別を示し、下毛や動物の身体の保護機能をもっている。下毛は、主に、保温の働きをもっている。

1980年代後半以降は、動物愛護運動の高まりから、フェイク・ファー(模造毛皮)が主流となっていった。しかし、毛皮に対する批判は変わらないものの、90年代末からは、再びリアル・ファーが見直され、ハラコ(牛の胎児の皮)やポニー(子馬の毛皮)が人気を得ている。冬物では、ミンク、フォックス、ヒョウ、アストラカン(小羊の毛皮)も復活した。

ファー・クロスは、毛皮の織物、または、動物の毛皮に似せて、近い感覚を持たせた織物のこと。獣毛原料を中心に織物にした後、起毛仕上げなどを施し、毛皮の感覚をつくるものと、添毛織でパイルをつくり、それをカットして毛皮の感覚をつくるものとがある。

ファー・コートは、毛皮でつくられたコートの総称。素材、色、デザインなどによって、フォーマルからカジュアルまで使い分けられている。ミンクやセーブル(黒貂・くろてん)、フォックス(狐・きつね)など、その種類もデザインも多様。男性用には、ラクーン(アライグマ)や狼(ウルフ)が使われることが多い。

ファー・トリムド・コートは、毛皮を衿や袖口、裾などにあしらったコートの総称。ファー・ラインド・オーバーコートは、裏地に毛皮を付けたコートのことで、装飾のために、ファー・ライニングが採用されることも多い。素材とデザインは多様。

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