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チンツ:chintz

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更紗(とくにインド更紗)の英語。イギリス更紗ともいわれる。フランス語では、アンディエンヌ(インドのもの、の意)。明るく派手な色調で、花や鳥の柄を捺染した綿織物(平織物)。蝋引きしたような強い光沢をもつ。無地染めのものも多い。カーテンや室内装飾によく使われる。

生地は金巾級で、中肉かやや薄手。もとは、インド更紗を模倣した捺染綿布。

チンツ加工とは、蝋引き、厚糊付け後、加熱したカレンダーで強い光沢を出す加工。しかし、これでは選択後に光沢が消えるため、近年では、樹脂加工をしたうえで、平滑なカレンダーで仕上げることが増えた。

欧米のチンツには、植民地の歴史からインド経由のものが多い。そもそも、インド更紗の現地名がchintzで、当初の意味は「まだらの模様がある」。最も男性の服装が派手だった17世紀、ヨーロッパの多くでは、インド更紗がおしゃれな男性たちの必需品だった。

18世紀には、シノワズリとよばれる東洋趣味に、インド更紗がフィットし、インテリア用の生地、女性のドレスなどに取り入れられるようになり、ヨーロッパのプリント産業を支えた。

1989年春夏、クリスチャン・ラクロワがダークな地のアンディエンヌを取り上げ、92年春夏では、コム・デ・ギャルソンが和更紗を選択している。


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