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シノワズリ:chinoiserie

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フランス語で「中国趣味」の意。特に、17世紀後半~18世紀後半のロココ時代にみられた貴族の異国趣味のこと。バロックにもシノワズリの美術工芸品などがみられる。ファッションで常に登場するテーマの一つ。

当時、中国の文様、品物が愛好され、室内装飾、家具調度、陶磁器、織物、服飾品、絵画、版画などに、これらのデザインが氾濫した。当時のフランスでは日本が中国から未分化だったので、日本のものも含まれる(東洋=中国というイメージ)。

18世紀のロココ様式は広く芸術から日常生活にまでおよび、物珍しさ、珍奇なものが流行。その代表格が「中国」で、当時の人気画家ヴァトーやブーシェたちは絵や屏風にまだみぬ中国の風景を描いた。

ポンパドゥール侯爵夫人ら貴族階級のファッション・リーダーは、中国の陶器や漆器を愛用し、扇がお洒落のポイントとして使われた。

ロココに取り入れられたシノワズリでは、ダマスク、ブロケード、シネ(ほぐし)など東洋の絹織物、中国刺繍、北京縞(2色の縞)、中国の黄色(乾隆帝の黄色)、花鳥風月の更紗などが代表的。

89年春夏、ジャンポール・ゴルチエが、シノワズリ・ファッションを発表。ゴルチエは、上記ロココ時代のシノワズリの代表例を応用し、漆の柄の傘、『ラスト・エンペラー』の後宮の侍女たちのようなヘア・スタイルなどを重ね、ゴルチエ独特の大げさなシノワズリを展開した。このショーは、シノワズリにとどまらず、ウェスタン、古い時代の下着や水着、フランス革命の衣装など、スーパー・エクレクティック(超折衷主義的)なものだった。

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