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カーディガン:cardigan

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セーターの内、プルオーバーの「かぶり式」に対し、「前開き式」になったもの。

多くは衿無しでボタン留め。中にはショール・カラーのような衿を付けたり、ジップ・フロントにしたものも見られる。

男女ともに着用されるが、婦人用のカーディガンには半袖セーターと揃いになったものもある。これはツイン・セーター(※)と呼ばれ、どこの衣料店でも見られる程、普及している。

カーディガン着用の発端には2通りの説がある(※※)。

一つは19世紀中葉で、フランスのナポレオン3世を中心にした4ヶ国連合とロシアとの間で戦われたクリミア戦争(1853~56年)で、イギリス軍が着用していた軍隊用の短いジャケット。

もう一つの説は、1890年代初期にイギリスの男性たちによって着用されたという説。当時はウールで編まれた短いジャケットの一種として使用され、形は衿無し前開きでボタン留めだった。この頃はビロードの衿が短いロール・カラーのようなものが付くこともあった。

いずれにせよ、20世紀になると、ボックス型で腰まで丈のゆったりしたものが主流になり、世界各地でリラックス・ウェアとして男女ともに愛用されるようになった。

語源は先に触れたクリミア戦争で活躍したイギリスのカーディガン伯爵(1797~1868年)が怪我をした際に考え出した上着が前開き式だったため。

※セーター以外では一般的に、ツイン・セットまたはアンサンブルと呼ばれる。

※※前者の説はJ・アンダーソン・ブラックというエディンバラ大学(スコットランド)の美学専門家などが提唱。後者の説は60年代~90年代にかけて出版された日本語のファッション辞書4冊で踏まえられていることは確認できた。いずれにしても、カーディガンは「イギリスに関わる服装習慣の世界的な広がり」と理解できるので、地理的に近い場所で研究してきたアンダーソン・ブラックの説が無難だと思われる。

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