映画の分かる女とは?
映画の分かる女性と分からない女性の一つの区別方法を以前から感じてきた。
中華圏映画を使った方法で、簡単にいえば、
(1)トニー・レオンが大好き
と簡単に言ってしまう女性に映画は分からない。「彼は目で演技ができる」という職場の同僚がいるが、あの馬鹿はゴダールの映画ですら、「恋愛を考えさせる映画が好きだから、ゴダールが好きなんです」と抜かしている・・・。
馬鹿か、ゴダールは恋愛を都市の再開発に重ね合わせ、都市構造の変化という近現代資本主義の突貫工事と家族崩壊をテーマにしているんじゃないか。だから左翼だといわれるんじゃない。
そもそも、トニー・レオンは「秀才」なので、監督の要求を叶えることができる。しかし、彼が「目で語ることのできる俳優」になったのは、言うまでもなく、王家衛と王菲のお陰。『恋する惑星』と『楽園の瑕』がなければ、今のトニー・レオンは、ただとテレビ俳優に毛を生やしたような3流に留まっていたことに違いはない。
(2)レスリー・チャンが大好き
という女性は映画が分かる可能性が高い。そこで、レベルアップを図るには、レスリーを使う監督の手法にも目を配ること。
例えば、どうしようもない陳凱歌における『さらば、わが愛/覇王別姫』でのレスリー、王家衛『ブエノスアイレス』・『欲望の翼』のレスリー、陳嘉上の『恋戦。沖縄』でのレスリー。
これら3監督を見比べれば、『覇王別姫』がどうしようもなく、レスリーを使いこなせていないことが分かるだろう。
彼は、秀才ではなく「天才」ってことを言いたいのだけど、その天才を料理できる天才は、やはり王家衛(そして陳嘉上)となるんじゃないかな。
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