バス内観察 - 性感と肉感
夕方、残業が終わって最寄りのバス停に飛び乗り、二人がけの席に座ったところ、一つ前の席からは一人用なので、立ち客用のスペースができており、そこへ、170センチを軽く超えてそうな女性が私に背中を向けて立った。一瞬、威圧感を感じて「かっちょええんちゃうか!?」と思ったのもつかの間。
20歳前後の女性が黄色の丈の短いシャツを着て、プロレスラーのような体型で背中や腰の肉をはみ出させている。全体的に焼けているのだろうか、只の地黒なのか、はみ出た背中の肉を覆う肌は、若いからかシミや皺がないが、黒肌に黄色のシャツという汚さに、爽やかな香水が、さらにアンバランスさを上書きしていて、思わず吐き気を覚えた。
まさに「色気」ではなく「吐き気」。ロマンチックならぬ豊満チックな夕方の絶景だったが、恋人にその辺の様子を伝えたところ、中国語では「肉感」と「性感」は近い意味があるそうだが、「肉感」の方が、より低俗的な意味を持つということを教えてくれた。
なるほど、(恐らく正面はヘソ出しであるはずの)彼女は、性感でなく肉感を出していたから、僕は色気ではなく吐き気を感じたんだな。恋人が繰り返し言うとおり、自分に似合うスタイルを知らない女性が多すぎる。それに、日本人女性に多いケースだが、汚らしい服、ヨレヨレの服、安っぽい服などを着ていてるのに、なぜか化粧をしている(濃い)、という奴も多い。母国でありながら、つくづくと、不思議な国の不思議な女性たちだと思った晩だった。
この日記の追記
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