ウォン・カーウァイ(王家衛)『若き仕立屋の恋』(原題「手」、2005年、中国)
仕立屋の「手」に注目した名作。
注文生産タイプの仕立屋は、丁稚奉公から始まる歴史があり、技術を身につけるのに大変時間がかかったといわれるが、技術的に難しいのは「縫合」ではなく「裁断」にある点を、仕立と恋愛とを重ねながら描く。
その意味で、この作品自体、コン・リー(鞏俐)とチャン・チェン(張震)との関係が「縫合する」よりも、最後の場面で「裁断される」所に、非常にインパクトがある。
ウォン・カーウァイ(王家衛)『若き仕立屋の恋』(原題「手」、2005年、中国)