若き仕立屋の恋

遊民(岩本真一)
0
若き仕立屋の恋ウォン・カーウァイ(王家衛)『若き仕立屋の恋』(原題「手」、2005年、中国)

仕立屋の「手」に注目した名作。

注文生産タイプの仕立屋は、丁稚奉公から始まる歴史があり、技術を身につけるのに大変時間がかかったといわれるが、技術的に難しいのは「縫合」ではなく「裁断」にある点を、仕立と恋愛とを重ねながら描く。

その意味で、この作品自体、コン・リー(鞏俐)とチャン・チェン(張震)との関係が「縫合する」よりも、最後の場面で「裁断される」所に、非常にインパクトがある。

このブログ記事について

このページは、遊民(岩本真一)2011年3月28日 19:37に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「仕立屋の恋」です。

次のブログ記事は「旗正飄飄」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。