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スタイル用語集 : 1日1個 平日配信
新しいファッション史

モードの世紀は、人類のファッション史をまとめ直し、躍動感ある歴史を描きます。
主にフランス、イギリス、イタリア、アメリカ、中国、台湾、日本に注目します。

これまでのファッション史は西洋か日本か、意味不明の二項対立に固執しました。
和洋。何て厚かましい言葉でしょう。

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セリーヌ : 子供靴専門店からスタート

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セリーヌ

セリーヌ Celine は、子供靴専門店からスタートしたパリの服飾品ブランド。1945年に子供靴の専門店からスタート。セリーヌ・ヴィピアナ(Céline Vipiana)が夫と共同でパリに店をオープン。自分の子供のためにと、デザインを担当した妻の名が店名となった。

靴の安全性については整形外科の観点から考慮、素材については最高級品の使用、製造はイタリアやフランスの一流職人という、製品へのこだわりが特徴。

セリーヌ : ロゴ

セリーヌ のロゴ

創業

1959年、馬具の轡(くつわ)型金具装飾のついた婦人用モカシン「インカ」が大ヒット。これを機に、さまざまな皮革製品全般を取り扱うこととなった。また、1967年にプレタ・ポルテに進出。この時点で、衣服、バッグ、靴、アクセサリーなど、幅広くトータルに提案のできるブランドとなる。

1966年にイヴ・サンローランが先駆的にプレタ・ポルテ「リヴ・ゴーシュ」を開店して以来、オート・クチュールからプレタ・ポルテへとモード界が比重をシフトさせる時代に相まって、セリーヌは急成長を遂げる。

セリーヌのブランド・マーク

セリーヌはブランド・マーク(=ロゴ)の使用にも長けていた。最初のロゴ、馬車の柄とバックルのバッグ「サルキー」(一頭立二輪馬車)は1968年に商標登録された。ついで1971年には、「セリーヌ・チェーン」を登録。これはパリの凱旋門広場(エトワール)を取り巻く鎖をデザイン化したもので、同年、チェーン柄のブラウス「エトワール」も発売され、人気をよんだ。

1973年にはセリーヌ・チェーン中央部の紋章をかたどった「ブラゾン」(紋章)を商標登録。1980年代には、ブラゾンを幾何学的に並べた柄のキャンバス地(バッグでお馴染みの)を登録。セリーヌは1970年代のロゴ・ブームで確固たる地位を占めた。

経営母体の移転

1978年に、経営母体がヴィピアナ家からフィナンシェ・アガシェへ移る。実はセリーヌが世界的なブランドとして有名になったのはその後1980年代のこと。1980年代はモード界が保守化していくなかで、正統派クラシック、あるいは「B.C.B.G.」(ベーセーベージェ)がもてはやされた時代。この傾向にピッタリとフィットしたのが、一貫してカジュアルとクラシック、スポーティとエレガンスといった、一見アンバランスなテーマを融合させてきたセリーヌに他ならなかった。以後、セリーヌは「B.C.B.G.」の代名詞とよばれることとなる。

それでも、1996年には、これまでアガシェだった経営主体がLVMHへ移る。モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン傘下となったセリーヌは、経営方針の全体が見直された。翌1997年、フランス本社が100%出資する株式会社セリーヌ・ジャパンが、インポート・ブランドとして日本にオープン。また同年、ニューヨークで活躍中だったデザイナー、マイケル・コースをクリエイティヴ・デザイナーに獲得。スポーティでシックな作風が話題を呼んだ。

1990年代後半から再発したロゴ・ブームに乗じて、マイケル・コースはブラゾンとセリーヌの頭文字Cを重ねたロゴ「C-ブラゾン」をリニューアル。2000・01年プレタ・ポルテの秋冬コレクションでは1980年代のリバイバルとして注目された淑女風のクラシック・スタイルの流行を大きくリードした。

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