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ジャン=シャルル・ド・カステルバジャック:Jean-Charles de Castelbajac

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アンチ・モードの旗手とよばれるフランスの前衛的なプレタ・ポルテのデザイナー。

1949年、モロッコのカサブランカの実業家の家庭に生まれ、50年代半ば両親とともに中部フランスのリムザンへ移住。現在もここに住んでいる。

68年、母親と設立したプレタ・ポルテのメーカー「コ・アンド・コ(Ko&Co)」でデザイナー生活の一歩を踏み出した。その後、ピエール・ダルビーに才能を認められパリに出て、ピエール・ダルビー社のデザイナーとして4年間の契約を結ぶ。以後、74年に初コレクションを発表し、翌75年に自社を設立。77年春にはブティックをパリのプラス・デュ・マルシェ・サントノレに設立した。この年、日本では初めて東京でショーを披露している。また、70年代後半からはスポーティなカジュアルファッションを世界中に定着。

80年からはメンズ・ラインをはじめ、紳士服を手がける。93年にはクレージュのコレクションにも協力。現在、ライセンス契約によるスポーツラインは3ブランドに及び、業績を伸ばしている。95年には大阪に専門店をオープンし、2000年秋冬からはオートクチュールへ踏み込む一方、99年にはパリ市内に若手デザイナーの作品を導入した「コンセプトストア」を開店した。

ラフな実用性の強い、四角なシルエット、流行を度外視したような創作姿勢、カラフルな色使いなどから、アンチ・モードの旗手といわれている。子供の頃に愛読した中世の物語を思わせる自然で素朴な作風が新鮮で、高い評価を受けている。「僕の作品は女性が動くためにある。女性を束縛せず、丈夫で長持ちする服を目指し、決して流行の服は作らない」とは彼のモットー。オートバイの熱烈な愛用者としても有名。

有名な作品は、アートとファッションの融合を試みた「ローブ・タブロー」をはじめ、軍隊用の毛布、魚網、包帯、テント地、ブランケット、スポンジ、シャワー室のカーテンなど、意外性の強いマテリアルを使い、衣服の基本に迫るようなパーカーやジャンプ・スーツなど。また、77年秋冬に発表された、2着が繋がったポンチョやカラフルな色の羽が入った透明のダウンジャケットなども代表的である。さらに、80年代にも、歴史上の人物をプリントしたチュニック(83年秋冬)、テディベアの縫いぐるみをつなぎ合わせたコートなど、楽しいアイデアの溢れる服を次々に提案した。また、88・89年秋冬では、虫や葉のイラストを縫い込んだジャケットを発表し、エコロジーを強く思わせる作品も提案している。

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