モードの世紀 > ブランド辞典 > ア行のブランド > 

エディス・ヘッド:Edith Head

« 一つ新しい記事 | このページ | 一つ古い記事 »




アメリカの女性デザイナー。映画衣裳のデザイナーとして世界に名をはした。アカデミー賞衣装部門オスカーの常連。

1897年カリフォルニアのサンバーナディーノ生まれ。カリフォルニア大学文学士、スタンフォード大学文学修士。語学が堪能。

大学院を卒業後デザインに関心をもち、美術学校へ通う。

パラマウント撮影所にスケッチ・アーティストとして入社しハリウッド入り。ここで数々の映画作品の衣装を手がけた。

服飾史の研究にも造詣が深く、現代ファッションだけでなく、過去の衣装にも常に新鮮な感覚を持った仕事を見せた。

衣装を担当した代表的な映画に、『ローマの休日』『十戒』『泥棒成金』『サムソンとデリラ』『ボーイング・ボーイング』『麗しのサブリナ』などがある。最後の映画衣装担当は、没後1年後の1982年に公開された『スティーブ・マーティンの四つ数えろ』(原題:Dead Men Don't Wea r Plaid)で、ノンクレジット作品の27年デビュー作『Wing』から数えて実に476本に及ぶ。

エディス・ヘッドの持論は「映画衣装においては台詞を語らなくても登場人物の個性が表現できなければならない」という点にあり、ファッション・デザインとは異なった立場で、大衆的なものにこだわる。映画衣装の場合、エディス・ヘッドは制作にあたり台本を読み、ストーリーのイメージに忠実なデザインをしたといわれる。また会議を重視し、監督や女優の意見も積極的に取り入れた。

彼女自身が一番気に入っている作品は、グレース・ケリー、ケーリーグラント出演の『泥棒成金』。エディス・ヘッドのデザインによる衣装を着用した女優は、ざっと挙げても以下のように大多数にのぼる。

イングリット・バーグマン、エリノア・パーカー、オードリー・ヘップバーン、グロリヤ・スワンソン、ジーン・アーサー、ジョン・ベネット、ジンジャー・ロジャース、ジェーン・ラッセル、ソフィア・ローレン、ドロシー・ラムーア、ドリス・デイ、ナタリー・ウッド、バーバラ・スタンウィック、リタ・ヘイワース、ロレッタ・ハング、等々。

旅行好きで、1965年に来日し日本でも著名になった。

著書『ドレス博士』はベストセラーとして各国語に訳されている。


サイト内関連ページ

    関連リンク