クロード・モンタナ:Claude Montana
フランスのプレタ・ポルテのデザイナー。
1949年、フランスのパリに生まれた。
オペラ座で舞台演出の助手を務めた後、70年に渡英。ロンドンで作ったアクセサリーが『ヴォーグ』誌に掲載されたのをきっかけにファッション界へ。
パリでは革の服飾品メーカー、マック・ダグラス社で72年からチーフ・デザイナーに。その後フリーランスのデザイナーとして、フランスやイタリアでコレクションを開いた。初コレクションは76年秋冬で、バルーン・シルエットの服を発表。革を用いた機能的でスポーティな感覚のエレガンスがたちまち名声を得、プレタ・ポルテ界のリーダーとしての地位を築き上げていった。
89年からはランバンのオート・クチュール部門のデザイナーに就任(~92年)、デ・ドール賞を2度受賞するなど、その洗練されたエレガンスには定評がある。
89年春夏のシーズンはAラインが人気で、シルエットづくりの手本といわれるモンタナは、「チュニック」、「スカートに見えるパンツ」、「ロング・スカート」の組合わせでAラインの典型を発表。また89~90年秋冬には、バレンシアガを思わせるような袖付のストールで、エレガンスの強みを余すところなく見せつけた。
次の90年春夏になると、素肌に着せたフィレ(網)のトップを見せ、現代のレースの新しい可能性を追求した作品として興味深い。
モンタナの作風は、デコントラクテな服、エレガンスをたたえたスポーティな機能性、リール、コットン、リネンなどの天然素材とユニークな色彩に特徴があり、女性に着こなしの工夫をする余地を残すような創作ポリシーにつらぬかれている。パンク・ルックやミリタリー・ルックを独特に解釈し、構築的で力強く仕上げる。そのうえで女性が自身の繊細な感覚を表現するのを助けるというのがモンタナの醍醐味だ。コートはもっぱらガウン風コートを好んで提案する。
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