シャネルの警告 永遠のスタイル
本書の概要・感想
渡辺 みどり『シャネルの警告 永遠のスタイル』講談社、2001年。
ガブリエルの語録を多数拾い出し、彼女のファッション・センスをはじめ、恋愛や男性観、人生、富・金、芸術などをエッセイ風にまとめ上げたもの。
ジャーナリスト出身の著者だけに、掴みやすい文章でシャネルを疑似体験できる。
ただし、シャネルや美智子皇后を褒め称える一方で、説明もなく西太后を罵倒するような、脱亜入欧感覚に基づいたおフランス発想は聞き飽きた感が残る。
1964年の文化学園の修学旅行はパリだったが、80歳近かったガブリエルは、そのためにわざわざファッションショーを開いたという。
目次
私は全然恨んでいない- 美意識の原風景、孤児院での厳しい生活、日曜日の礼拝、三人の貴重な話、一枚の出生証明書、十八歳・自立への第一歩、贅沢な生活のはじまり、愛人生活への疑問、ついにカンボン通りに一号店誕生、実用とエレガンス、ファッション界に一大革命、たった一人の心を許した友、「フランス人を私は好きじゃない」、「服をつくりたい・仕事をしたい」、恋人の結婚相手の衣装を手がける、「何かが足りない」、若き天才たちとの交友、歩み去ったあとの残り香、引退・そして軌跡のカムバック、永遠に残したこだわり「シャネル」、「人間はこうして死ぬのよ」
- ファッションは女王であり時に奴隷に(衝撃、エレガンス、美の提案、本物・偽物、工夫、教養、仕事、情熱、プロ根性、超一流、センス、気力と健康、残り香、贅沢、シンプル・イズ・ベスト、大人の女、現実的な事情、裏と表)
- 男とは「ノン」と言ってから本当の友に(偉大なる恋、結婚と離婚、矛盾、愛の投資、成功した女、分別ある大人、心の距離、プライド、強さと弱さ、無償の愛、わずらわしさ、打算、辛辣、深夜のフランス料理、命をむさぼる、冷静な行動、男友だち、新しい感性、限界、才能、年下の男、嫉妬、ライバル、残酷)
- 有名と孤独は引替えるもの(幸・不幸、人間の種類、コンプレックス、はかりごと、正義と真実、見栄、お金=自由、富と名声、お金の使い方、醜さ・だらしなさ、時間、「死」への意識、なおかつどん欲に)
- あとがき
