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アフリカの布─サハラ以南の織機、その技術的考察



本書の概要・感想

アフリカ,織物井関和代『アフリカの布─サハラ以南の織機、その技術的考察』河出書房新社、2000年。

文字資料の少ないアフリカ織物研究のなかで、アラブ人たちによって西アフリカの旅行記などから多少の織物動向を窺い知ることができる。本書では、それを踏まえながら、主にサハラ以南に焦点をあて、現在でも生産され続けている織布の素材や織機、その機能などの技術上の分析を行ない、サハラ以南で継承されてきた「原始機」とその織技術体系を明らかにする。同時に、西アフリカで継承されてきた「足踏式織機」の分布と形態にも注目し、比較研究を行なう。

目次

序(アフリカの染色研究の状況、西アフリカの民俗誌とその研究史、本論文の研究目的と構成)、繊維素材(素材と史料、木綿資料)、始原的布“樹皮布”(樹皮布の概要、樹皮布の文化史、地理的な分布、樹皮布の製作、樹皮布から木綿布・染色布への展開、再生儀礼と樹皮布)、始原的織布―ラフィア布(ラフィア布の様相、クバ族のラフィア布、ティカール族のラフィア布、ラフィア布・他民族集団との比較)、手織“原始”機の構造とその分類(手織機とは、織布の基本的概念、原始機の織具、原始機の基本的織具とその機能、原始機の分布とその考察)、手織“足踏み式機”の構造その分類─ガーナ・アシャンティ族とトーゴ・エウェ族を事例に(手織(足踏み式)とは、足踏式機の基本的概念、足踏式機と織具、足踏式機の基本的織具、織機と織用具、織機と織具の製作、エウェ族とアシャンティ族の相違点)、仕立と販売)、足踏み式機の分布とその考察(西部大西洋沿岸部からギニア湾沿岸部まで、ヴォルタ地域(現ブルキナファソ共和国を中心に)、上ニジェール川地域(マリ共和国を中心に)、中央スーダン地域、足踏式機の発展とその考察)、結び(西アフリカの織布と足踏式機、今後の指針と課題)。


本書のキーワード

ラフィア布,サハラ,織布,織機,手機,足踏


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