デニム・バイブル
本書の概要・感想
グラハム・マーシュ、ジューン・マーシュ、ポール・トリンカ、著『デニム・バイブル』田中敦子訳、ブルースインターアクションズ、2006年
19世紀後半に開発されたジーンズから約100年間にわたる、モデル着用写真、普段の写真、デニムの広告、カタログ、ポスターなど、膨大な図版を集めているのが本書の大きな特徴。さらに、構成は時代別に配置されているため歴史を辿りやすく、章ごとの説明よりも、図版ごとの解説の方が圧倒的に詳しいので、エピソード収集にももってこい。
似合うかどうかはともかく、今や大統領や総理大臣までもが愛用するようになったジーンズ。とはいえ、ジーンズには反逆者のイメージが似合うのも確か。かつては労働者の勲章であり、反体制的な格好の良さのシンボルとして着用されてきたジーンズ。
デニムの歴史はアメリカ合衆国の歴史とともに展開してきたが、同時代にフランスは鮮やかな生地のデザインを生み出し、イギリスでは織物技術の進化が見られた。アメリカ合衆国が新大陸(アメリカ大陸)の侵略とともに成立した当初に、ジーンズの原型は2人の男性によって考案された。
移民文化(アメリカの場合は侵略文化と同義)のなかで育まれたジーンズは、労働者やガンマンたちに愛用され、ジョン・ウェインからマドンナまで、アメリカを象徴するスターたちが着こなすことで人々の間に浸透していった。
目次
- リヴェットにまつわる面白い話 - ジェイコブ・デイヴィスとリーヴァイ・ストラウスが出会い伝説が生まれた
- さあ、仕事に出かけよう - オーバーオール、ワークウエア、ツードッグマーク
- 峠の我が家 - デニム産業とアメリカのカウボーイ
- 戦争の時代から遊びの時代へ - デニム、戦争と平和のユニフォームとなる
- 「何にでもさ」 - 反逆児、ロカビリースター、はみだし者
- 反骨のインテリたち - デニム、カウンターカルチャーのユニフォームとなる
- インディゴ・ガールズ - レディーリーヴァイスからバムスターまで - ファッションファブリックとしてのデニム
- ねこのヒゲ - ストーンウォッシュにサンドペーパー - ヴィンテージ加工ジーンズ
- 見逃せないこだわりのディテール - アーキュエイト、タブ、リヴェット、チェーンステッチ、仕掛けの数々
帯から
これ1冊で、デニムについて見たい・知りたい全てが手に入る。デニムファン必読の永久保存版!!
「まったく衰えを見せない人々のデニム熱…。西部開拓時代のデニムから最近のデザイナーズジーンズ・ブームまでを網羅。ポップカルチャーとともに歩んできたジーンズの歴史がこれ1冊に凝縮されている!」(『ヴォーグ』誌)
「デニムファン必読の書!!」(『ヴァニティ・フェア』誌)
著者略歴
グラハム・マーシュ
アートディレクター、イラストレーター、ライター。
ポール・トリンカ
1999年にロックンロールカルチャーの世界的バイブルとなったイギリスの音楽誌『MOJO』の編集者となり、2003年まで編集顧問を務める。
ジューン・マーシュ
『デーリー・メール』、『カントリーライフ』、『オプションズ』の元ファッション編集者。
田中敦子
大阪大学文学部美学科卒、専攻は東洋美術史。コンピュータSE等いくつかの職を経て、翻訳に携わる。東京都在住。
本書のキーワード
デニム,ジーンズ,リヴェット,ジェイコブ・デイヴィス,リーヴァイ・ストラウス,オーバーオール,ワークウェア,ツードッグマーク,デニム産業,カウボーイ,アメリカ,戦争,平和,ユニフォーム,反逆児,ロカビリースター,カウンターカルチャー,インディゴ・ガールズ,レディーリーヴァイス,バムスター,ファブリック,ストーンウォッシュ,サンドペーパー,ヴィンテージ加工,アーキュエイト,タブ、,リヴェット,チェーンステッチ,アモスケイグ,バックシンチ,ブロークンツイル,コーンミルズ,インディゴ,ランドリー,レフトハンドツイル,左綾,レッグツイスト,オープンエンドデニム,ライトハンドツイル,右綾,リングスパンデニム,リングリングデニム,サンフォライゼーション,セルヴィッジ,ストーンウォッシング,サルファーボトム,ウェストオーバーオール,ワープ,ウェフト,ウェイト
サイト内関連ページ
- デニム:denim (ファッション用語集)
- ジーンズ:jeans (ファッション用語集)
- ブーツカット・ジーンズ:bootscut jeans (ファッション用語集)
