おしゃれ時代(Part 2)
本書の概要・感想
ポーラ文化研究所『おしゃれ時代(Part 2)』ポーラ文化研究所、1995年
バブル崩壊後にはっきり変化のあった女性のおしゃれ。それまでは「おしゃれ着」が晴着だったように、「ハレ」の世界にあったおしゃれが、90年代に入って「ケ」の世界に浸透し、20世紀末に書けてその度合いは一層増したといえる。
バブル崩壊とともに経済は停滞したものの、おしゃれについては逆行を示し、良くも悪くも多様化したというのが実態であろう。
本書は、そのような変化を「美から魅力へ」という転換に解釈し、さまざまなアンケート調査を土台にして、ボーダレス時代に相応しい、一人一人の「自分らしさ」を提案する。
メイクや髪型を中心に、90年代の意識調査結果を図表でたくさん紹介しており、分析の解説も丁寧になっているので、読みやすく分かりやすい。また、コラムとして挿入されている昔の化粧やエステティックなども気軽に読める。90年出版のパート1にデータ編が追加されており、その量も圧倒的。
帯から
みんなが一つの美を求めた時代から一人一人が魅力を発揮する時代へ、調査データを軸にボーダーレス時代の「おしゃれ」を探る。
ストーリー編
なくなりつつある『男らしさ/女らしさ』から『しつけ』『教育』に根強い『男らしさ』『女らしさ』、そして現代最強のらしさ『かわいらしさ』。一人一人の魅力を生かす『自分らしさ』を軸に現在の『おしゃれ』を探す。
データ編
高校生から65歳の女性まで、化粧の理由/ファッションへの取り組み方/ダイエット/カラダ観/魅力へのこだわりなど幅広いデータをグラフで読む。
おしゃれの今・昔
江戸の口紅/王朝文学の香り/美人コンテストの始まりなど気になるおしゃれの今と昔をコラムで紹介。
本書のキーワード
バブル,ボーダレス,メイク,髪型,化粧,エステティック,ファッション,ダイエット,口紅,美人コンテスト
