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ヘアモードの時代 - ルネサンスからアールデコの髪型と髪飾り



本書の概要・感想

髪型と髪飾り津田紀代編『ヘアモードの時代 - ルネサンスからアールデコの髪型と髪飾り』駒田牧子・東野純子訳、ポーラ文化研究所、2005年

近代という時代は、ヘア・ファッションにおいて、様々な長さ、ボリューム、色、飾りのカレイドスコープを生み出した。女性たちは、個性を出すために個人的な装飾で重要となる豪華なヘア・モードのいまを楽しむ。

歴史をつうじて、女性たちは、今ほど自由に髪を結う楽しみを見つけることができたわけではない。しかし、様々な拘束があったにも拘らず、女性たちは、いつも新しい髪型を生み出す工夫を重ねてきた。その結果、ヘア・モードは完全なファッション・トレンドをリードしてきたといえる。

この本は、豊富な図版と簡潔明瞭な文章を頼りに、西洋の女性たちのヘア・モードの歴史を紹介し、ヘア・ファッションの概略史を示してくれる。また、19世紀後半から20世紀前半にかけて、日本にも影響を与えた髪型や、パーマネント技術と開発当初の図版なども紹介されている。

目次

第1章 ルネサンスのヘアモード
     ・隠す中世、顕わすルネサンス
第2章 バロックのヘアモード
     ・ゆがみの美
第3章 ロココモードの主導権はヘアモード
     ・ヘアモード時代の到来
     ・髪型の魔術師の登場
     ・美のクリエーター/レオナール・オーディエとローズ・ベルタン
第4章 脱ロココ、そして、19世紀の多様なヘアモード
     ・フランス革命、そして多様な髷時代
     ・結髪師クロワザと髷の再登場
第5章 20世紀のウェーブヘアのモード

図版紹介

(1)バンカーヒル/1775年 アメリカ独立戦争時の戦場を頭上に表現した髪(イギリスの風刺画)。当時の世相を反映したさまざまな髪型が考案された(30ページ)。

(2)パーマネント・ウェーブの女性の絵葉書/1934年 と パーマネント技術を開発したチャールズ・ネスラー(1872~1951年)

(3)やっかいな帽子または不可能な接吻/18世紀末 風変わりで斬新なアイデアの古代風の衣装で風靡した女性たち(フランスの風刺画)。薄地のエンパイア・ドレス、ギリシア風の髪にツバひろの帽子が男性の顔をおおう(36ページ)。

内容(「MARC」データベースより)

「隠す中世、顕すルネサンス」と表現できるルネサンスのヘアモードから、ゆがみの美を愛でたバロックのヘアモード、19世紀の多様なヘアモード、20世紀のウェーブヘアのモードまでを、多数のカラー図版とともにたどる。


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