モードの方程式
本書の概要・感想
2001年8月から「日本経済新聞社」に同名のコラムを連載したものをまとめた本。当時は既に男性スーツに関する著書を出版し、ファッションに関するエッセイもいくつか寄稿していたが、著者の専門であるイギリス文化史からスピンアウトしたもので、服飾史全般については触れられてこなかった。
新聞連載を期に、知らなかったことを中心に資料を集め調べ進めたことの中から、著者自身が驚いたエピソードやトピックを集めた本で、読者の私たちにも意外な事実や真相をたどることができる。連載が4年弱も長期にわたったのは、著者自身知らなかったことが多すぎたためと恐縮めいた言葉が記されているが、カバーされているテーマは、指摘のとおりバラエティに富んでいる。
著者略歴
服飾史家・コラムニスト。1962年生まれ。東京大学文学部および教養学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得。英国ケンブリッジ大学客員研究員(1989年、1994年)
帯より
ワルい男とイイ女のファッション考現学!
衣服を着る。衣服を斬る。定番から最先端モードまでは、縦横無尽のファッション・コラム集!
衣服に潜む、驚きのエピソードと知られざるルール!!
私たちが日頃なにげなく身につけている衣服には、驚きのエピソードや知られざるルールが潜んでいる…。

中野香織『モードの方程式』新潮社、2005年